自然豊かな私たちの地元、滋賀。日本百名山の一つで、県内最高峰として知られる『伊吹山』の3合目で、5月に弊社フェンスの設置施工作業が行われました。

伊吹山は色とりどりの高山植物が自生している事で有名で、また古くは織田信長がここに薬草を栽培させたという史実もあります。しかしそんな自然豊かな伊吹山において、近年、野生のシカによって貴重な高山植物が荒らされる被害が問題になっていることをご存知でしょうか。

このほど、そんな伊吹山の植生保護につとめられている地元の団体様と、そしてその趣旨に賛同し活動を支援されている資生堂様、弊社スタッフなど総勢36名ほどで、ユウスゲ保護を目的とした獣害フェンスの設置作業を行いました。

防獣ネットでは鹿に食い破られてしまう事から、弊社の金属製の防護柵をご採用いただいたのですが、問題はここ伊吹山は、世界一の積雪量を記録した土地としても有名なくらい、冬季の雪対策が難しい環境であることです。

今回、その厳しい環境にも適応できるようなものとして『AEGS仕様』という新しい防護柵の仕様をご提案し、ご採用いただきました。この仕様の最大の特徴は、雪の重みにも耐える沈下防止システムを組み込んだことです。

これから冬本番を迎えます。このフェンスが来たるべき雪の季節にもしっかりと耐え、倒壊する事なく伊吹山の自然環境保護の役割の一端を担うものとなりますよう見守りつつ、これからも獣害被害の軽減に寄与すべくさらなる商品開発に努めていきたいと思います。