動物被害を出す動物の生態
農作物や庭を野生動物から防ぐためには、被害を出す動物の生態を知る必要があります。こちらでは、動物被害で特に多いイノシシ、猿、鹿の生態をご紹介します。
イノシシ
基本的にイノシシは臆病で警戒心が強いため、夜明け、夕方、夜間に行動します。しかし、危険がないと分かると餌を求めて日中にも活動するようになります。子供イノシシなら15cm格子を、大人イノシシなら20cmほどの隙間なら潜り抜けられます。また、50~60kgの重さを持ち上げることができ、鋭い嗅覚を持つのも特長です。
地表から地中にかけての堅果類や植物の根や茎、昆虫や両性類などを餌にし、鼻を使って掘り返して食べます。剛毛なので電気柵に触れてもびくともしません。
猿
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚は人間とほぼ同レベルで、猿は集落内の食べられる物を少しずつ覚えていくことができる高い学習能力も持ちます。
昼行性なので夜間は活動しませんが、イノシシ同様1度慣れると大胆不敵になります。また、植物を中心とした雑食性で、栄養価が高く消化率が良い物を好みます。
果実、種子、葉芽、昆虫やその他小動物、カボチャ、くり、桃などを食べます。頭の良い猿は生後の学習によって農作物の味を覚えていくので、猿は被害対象物をどんどん広げていきます。
鹿
鹿は警官心が強く、昼間は森林にいて夜に農地に出てくること多いです。ただ、図太さも持ち合わせており、人間に慣れると日中に出没することもあります。鹿は潜りこんで侵入することが多いですが、助走なしで1.5m以上の障害物を跳び越えることもできます。また、基本的に植物は何でも食べ、冬には道路脇や湖畔に芽吹く草を好んで食べます。また、鹿の被害は角こすりによる立木被害もあります。
キャムズでは、3種類の動物防止柵をご用意しています。「ワイヤーメッシュタイプ」は強度・耐久性・施工性に優れ、住民同士でも簡単・綺麗・安い価格で設置できるように開発されています。「ネットフェンス」は大規模な耕作地や放牧地向けとなっており、「河川用フェンス」は野生動物の侵入以外にもセーフティーネットの役割も果たします。その他にも様々な防止柵がありますので、用途に合わせてお選びください。