02.キャムズWMパネル コーナー部強度実験
キャムズプロジェクト実験・試験
イノシシは鼻の力が非常に強く、成獣では50kg~60kg以上の重さを持ち上げることができるので、地盤が緩い場合などは簡単にイノシシの力でフェンスが湾曲してしまいます。
湾曲し柵が傾いた場合、フェンス下部と地盤との隙間からの動物の侵入を許すだけでなく、低くなった場所から、1.5m以上の障害物を越えることができるしかの侵入も許してしまいます。
また、施工後のメンテナンスも頻繁に行わなければなりません。
- 01.キャムズWMパネル パネル簡易強度実験
- 03.キャムズWMパネル 結束強度実験
- 04.キャムズWMパネル 溶融亜鉛メッキ試験
- 05.キャムズWMパネル 溶接点せん断強度試験
- 06.キャムズWMパネル 鋼線の引張強度試験
コーナー部湾曲実験
BL加工なし | BL加工あり |
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CAMS WM2000 H2050×W2700 線径:4.0mm 目合:100目×100目 |
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先メッキ 溶融亜鉛メッキ付着量150g/㎡ | 後メッキ 溶融亜鉛メッキ付着量400g/㎡以上 |
湾曲開始 5kgf | 湾曲開始 60kgf |
BL加工を施たフェンスは強度が増加しているため、91kgの力をしっかり受け止めています。(BL加工なしの場合の約1.8倍の力がかかっています。)
フェンスと支柱にやや湾曲は見られますが、フェンスの強度が支柱の傾きをしっかり防止していることがわかります。
この強度のため害獣の衝撃や地盤の緩さからくる歪み、傾き、害獣の侵入をしっかり防ぎます。
また、フェンスへ後メッキ(ドブ・後漬け)加工が施されているため、溶接強度、耐久性にも優れ、施工後のメンテナンスも大変楽になります。