04.キャムズWMパネル　溶融亜鉛メッキ試験

キャムズプロジェクト実験・試験

キャムズWMパネルシステム溶融亜鉛メッキ試験（JIS H0401）

実施日：2012年4月6日　
実施場所：滋賀県東北部工業技術センター

下記、データ数値はJIS規格に基づく自社試験によるものです。
下記試験による平均耐用年数はデータ数値より算出しています。実際の耐用年数は設置環境や状況によって変動します。

尚、溶融亜鉛メッキの腐食速度および耐用年数は下記方法にて計算しています。

溶融亜鉛メッキの腐食速度	田園地帯　4.5g/m2/年海岸地帯　11.1g/m2/年
耐用年数の計算方法	溶融亜鉛メッキ付着量（g/m2）/腐食速度（g/m2/年）×0.9 * 0.9は「メッキ付着量の90％が腐食された時点をメッキの寿命とする」という判定方法から決められた係数参照：「溶融亜鉛メッキの耐食性」（亜鉛メッキ鋼構造物研究会）

平均耐用年数

供試体：キャムズWMパネル（後メッキ加工）

線径（mm）①		長さ（mm）②	試験前質量（g）③	試験後質量（g）④	メッキ面積（mm2）⑤	メッキ付着量（g/m2）⑥	田園地帯耐用年数平均値	海岸地帯耐用年数平均値
1	4.04	44.20	4.3648	4.0828	560.971	502.699	85.7年	34.7年
2	4.06	44.95	4.4745	4.2415	573.314	406.409
3	4.04	46.40	4.2256	3.9810	588.893	415.356
平均	4.05	45.18	4.3550	4.1017	574.393	428.464

後メッキを採用することにより平均耐用年数は3倍に近い数字となりました。

＊弊社先メッキ製品の溶融亜鉛メッキ付着量約150g/m2で比較

供試体：キャムズYポスト（後メッキ加工）

断面外周（mm）①	長さ（mm）②	試験前質量（g）③	試験後質量（g）④	メッキ面積（mm2）⑤	メッキ付着量（g/m2）⑥	田園地帯耐用年数平均値	海岸地帯耐用年数平均値
137.60	36.00	65.8751	62.5395	4593.600	673.369	132.0年	53.5年
	35.07	64.5202	61.4171	4825.632	643.045
	42.34	77.5411	73.6745	5825.984	663.682
	37.80	69.3121	65.8770	5201.738	660.032

キャムズ仕様のＹポストは後メッキ加工のため、凹凸部にしっかりメッキがかかり溶融亜鉛メッキ付着量は600ｇ/㎡以上となっています。

また、Ｙ型鋼支柱のため、鋼管支柱のようにパイプ内部のサビ、凍結による変形や破裂による破損もありません。鋼管支柱と比較すると、メッキ付着量を除いても、実際の耐用年数はかなりＹポストが上回ると予想されます。

供試体：キャムズスカートネット（亀甲金網）

亀甲金網

線径（mm）①		長さ（mm）②	試験前質量（g）③	試験後質量（g）④	メッキ面積（mm2）⑤	メッキ付着量（g/m2）⑥	田園地帯耐用年数平均値	海岸地帯耐用年数平均値
1	1.98	51.26	1.1770	1.1065	318.846	221.110	43.0年	17.4年
2	2.04	50.50	1.1705	1.1021	323.637	211.348
3	1.95	49.58	1.1452	1.0805	303.723	213.023
平均	1.99	50.45	1.1642	10.964	315.402	215.160